〜慶應義塾大3年生がヘルスケアテック企業での挑戦を語る〜
宮本 菜帆さん(仮名)
@ヘルスケアテック企業
IT長期インターン体験記
女性のヘルスケア領域であるフェムテック分野は今後の有望市場とされています。そんな中、将来この分野で起業を視野に入れている慶應義塾大学3年生の宮本さんに、ヘルスケアテック企業でのインターン体験について伺いました。
私の夢はフェムテック領域で起業することです。その際、実務経験をしっかり積んでおく必要があると考えていました。そこで、この分野で確かな実績を持つIT企業で長期インターンに臨み、スタートアップの経営者目線での体験を詰めたいと考えました。今回の貴重な機会を最大限活かしたいと思い応募しました。
社長直下で新規事業の立ち上げに携わっています。プロダクト企画からマーケティング戦略立案、開発チームとの折衝、投資家へのピッチなど、事業の初期段階からあらゆる工程を極めて実践的に経験させていただいています。社員の皆さんと日々議論を重ね、スピード感を持って業務を進めています。
スタートアップならではの即断即決で動くスピード感と、リーン開発手法の素晴らしさを肌で感じることができました。計画通りに進まない状況でも柔軟に対応し、試行錯誤を繰り返しながらも着実に前に進んでいく社員の皆さんの姿勢に感銘を受けています。また、社員一人ひとりが強い情熱とオーナーシップを持っていることも学びました。
最小機能でプロダクトを早期にリリースし、それを基にPDCAサイクルを回す「リーン開発」の方法論は必須のスキルだと実感しました。また、投資家への分かりやすいプレゼンテーション力も身につけられたと思います。一方で、技術的な知見が不足していると痛感しています。事業を成功に導くには深い技術理解が重要なので、今後はその点を磨いていきたいです。
この企業の社員の皆さんは、ユーザーファーストの姿勢を常に徹底していることに感銘を受けました。ユーザー視点に立ち、本当に役立つサービスを提供しようと懸命に取り組む様子が伝わってきました。一方で、ビジネス的な視点も欠かせません。限られたリソースを最適に活用し、事業の収益性も確保する必要があることを学びました。こうした両立を常に意識することが大切だと気づかされました。
長期インターンは想像以上に楽しい経験となるかもしれません。スタートアップの最前線で、熱い情熱とスピード感に満ちた空気を肌で感じることができます。一方で、ユーザー視点とビジネス的視点の両立の難しさも体感できるでしょう。起業を志す者にとって、こうした実践的な経験は必須だと思います。間違いなく自身の大きな糧となるはずです。社員の皆さんも、インターン生を温かく受け入れ、しっかりとサポートしてくれますので、安心して挑戦できると思います。夢の実現に向けて大きく飛躍する機会です。ぜひこのチャンスに挑戦してみてください。