山本 康正さん学生インタビュー

〜実務を通じて学ぶ会計の世界〜
山本 康正さん(仮名)
@リディッシュ株式会社

IT長期インターン体験記

今回は、会計士を目指す大学生の山本さん(仮名)へのインタビューを通じて、長期インターンシップの意義と魅力についてご紹介します。

Q:今回のIT企業でのインターンに応募されたきっかけを教えてください。

大学4年生まで、私は会計士試験の勉強に没頭していました。しかし、ある時「実際の会計の仕事ってどんなものだろう?」という疑問が湧いてきたんです。テキストの知識が現実でどう活かされているのか、とても気になりました。

そんな時、会計士試験に一度落ちてしまったんです。落胆はしましたが、これを機に実務経験を積もうと考えました。多くの企業が簿記の資格を要求する中、リディッシュ株式会社の資格不問の長期インターンシップを見つけ、迷わず応募しました。

Q:現在どのようなお仕事に取り組まれているのでしょうか?

驚いたことに、入社してすぐから月次決算の業務に携わっています。主に、契約している飲食店の個人事業主のお客様の記帳代行をしているんです。最初は不安でしたが、先輩社員のサポートのおかげで徐々に慣れてきました。

また、新しいインターン生のためのマニュアル作りも任されました。自分の経験を活かして後輩の役に立てるのは、とてもやりがいがあります。

Q:インターン入社から得られたことは何でしょう?
大きく分けて2つの学びがありました。
ビジネスパーソンの方と関わる機会が増えたことと、実務での学びを得られたことです。
僕はお客様とLINEでやり取りする機会が多く、適切な言葉遣いや伝え方を学びました。お客様の立場に立って考えること、簡潔かつ明確な表現を心がけること、締切がある場合は具体的な日時を明示することなど、ビジネスコミュニケーションの基本を習得できました。

大学での勉強と実際の業務では、想像以上に大きな違いがあります。不明確な領収書、分類が難しい取引、突発的な出来事による数字の変動など、教科書には載っていない状況に日々直面します。

ある時、通常とは異なる大きな出金の処理で悩んだことがありました。しかし、取引の背景や事業全体の状況を考慮することで、正しい処理方法にたどり着くことができました。このような経験を通じて、会計は単なる数字の操作ではなく、事業の実態を正確に反映させるためのツールであることを深く理解できました。
インターンシップを通じて、会計士としての将来像がより具体的になりました。確定申告や年末調整といった重要な業務に触れられることは大きな魅力です。今年の確定申告では積極的に関わり、法人税や所得税の計算、各種書類の作成など、実際の申告業務を経験したいと考えています。

Q:業務を通して得られたスキル、伸ばしていきたいことは何でしょう?

日々の業務を通じて、着実に記帳処理の効率が上がり、お客様からの質問にも適切に回答できるようになってきたと感じています。

特に印象深いのは、あるお客様の経営改善に貢献できたことです。月次の記帳作業を通じて収支状況を把握し、経費削減の余地がある項目に気づくことができました。上司に報告し、お客様にアドバイスをしたところ、実際に経営改善につながったんです。会計の仕事が事業の成功に直接寄与できることを実感でき、大きなやりがいを感じました。

Q:最後に長期インターンに興味がある読者へメッセージをお願いします。

インターンに参加する前は不安もありました。しかし、実際に始めてみると、想像以上に多くのことを学べていますし、毎日が充実しています。

大切なのは、完璧を求めすぎないことです。分からないことがあれば素直に質問し、失敗を恐れずに挑戦する姿勢が大切だと感じています。

具体的なビジョンがなくても大丈夫です。むしろ、インターンシップを通じて自分の適性や興味を発見できるかもしれません。時間に余裕がある学生の方は、ぜひ長期インターンシップに挑戦してみてください。たとえ内定をもらっている人でも、この経験は必ず将来の自分に役立つはずです。

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